#浮遊
「 」
そう思っても そんな勇気もなくて
情けなくて 笑ってしまう
本当は「 」なんて望んでいない
ただ この空気に 消えてしまいたいだけ
心だけ プカプカ 浮いているだけでいいの
本当にそうなったら
また 泣言を云うくせに
#迷心
温かい声 ありがとう
たった一言で 人を泣かせたり 笑わせたりする モノだから
うまく伝わらなくて...
伝えることに 躊躇いがあって...
でも そんな中でも 不器用でも
温かい声を くれたから
私は私の 受けとめ方で
今 ここにあるから..
#言い訳
どうして 忘れられないのでしょう?
気にはなっても すぐに忘れられるのに。
貴方のせいだとは 云いません。
これは私自身のことだから。
このままずっと 忘れずに 思い続けるべきでしょうか?
それすらも分からない私は どうすればいいのでしょう?
どうすることも出来ずに ただ ただ 私は
私は 貴方を 待とうと思ってしまうのです。
それすらも 煩わしく思うのなら、
たった一言 私に伝えて下さい。
「 大嫌い 」だと 言うコトを。
#希望
ありがとう。
少しだけ垣間見えた空から、
温かいものが降って来ました。
#溜息
別に忘れた訳じゃないんだ
決して諦めた訳ではないけど
ただ疲れたんだ
だから 少しからっぽになってみただけ
まだ 進むんだ 前を向いて
泣かないように 強く、、、
#朧
きっと一途で単純。
でも素直で複雑。
被害妄想に囚われて、自己満足な僕は
人を好きになる事すら忘れて
心許なく
ただ夢現。
#煌々
全て中途半端で 夢にも愛想尽かされた
臆病で怖くて 手を伸ばすことを躊躇い
きっと大きな奇跡も 些細な幸せも
私のゆびの間をすり抜けていく
そんな私に手を差し伸べるものなど
きっとどこにもいない
#戯言
決意は簡単に揺らぐ
誰かが言っていた
『誠意を持たなければいけない』と
誠意ってなに
自分を尊重できない私に
その約束に誠意を持って 向き合うことなんてできないじゃない
#繋がる月
バスの窓から見える月。
半分欠けて少し淋しい。
この街から星は見えないらしいけど、
月ならビルの間をぬって見える。
月を眺めて、眠りについて
目が覚めた頃には もうバスは私の街に。
でもまだ窓の中には同じ月が写っていて、少し安心。
だから もう淋しくないよ。
#希々
静かに揺れるロウソクの火さえ 瞬間のともし火
私の指先さえ焦がすはずなのに
なぜ こんなにも弱弱しく映るのか
ふうっと吹けば頼りなく揺れる炎
あと少しで 蝋が尽きる
#切れた糸
寂しさを抉るようなこと わざわざ言わないで
そんなケラケラと言われたら
こっちだって笑い話にするしかないでしょう?
ただの話の繋ぎなら 早く 口を閉じて
いつまでも笑っていられるほど
今の私に余裕はないの
自分に聞きたいくらいだわ
なんでこんなにも 寂しいかなんて
なんでこんなにも 逃げ出したくなるかなんて
いつのまに こんなにも 手が冷たくなったのかなんて
#素直
「素直」がどれか分からなくて
散々藻掻いたのに
傷ついたのは私じゃなくて
今さら 今さら
今さら 今さらだけど
「素直」になって 受け止めたら
君を忘れることにするね
#おはよう
朝が来なければいい なんて思わない
ただ朝が来たあとに 「いつも」が始まることが不服なんだ
でもきっと「いつも」でなかったとしたら
それはそれで戸惑いを覚えるだろう
ワガママな自分に苦笑いをして
「それを変えれるのは自分自身」
なんてよく聞くうざったい台詞もいい加減に
今日も一日が始まる
#埃
君が笑っていてくれたら うれしい
でも私に笑いかけてくれる人がいないことが さみしい
誰でもいいわけじゃないけど
誰かでいてほしいわけでもなくて
馬鹿みたいなことなんて考えられないように
この小さな部屋ごと真空パックにして
古惚けでだれも興味をもたないような
本棚にしまってほしい
#答え、「世界は終わるんだ」
問い、今日は何故はじまるのか
一、日が昇る
二、細胞が朝日に反射する
三、突き刺す光は瞼をあける
四、見開いた世界は息をする
五、呼吸は無意味を繰り返す
六、刻み付けた理由は行き来する
七、交わる世界に輪郭が浮く
八、いらない形が支配する
九、統制された自由に孤独を覚える
十、解放を求め全てが崩れる
〇、終局を笑顔で迎え入れるため
嗚呼、世界は終わるんだ
#吸入
息をさせて
酸素がほしい
でも吸ったらいらないものばかり入ってくるの
喉が自然と閉じる
吐き出すことはできても
その分だけ吸うことができない
口に手を当てて
できるだけいらないものを吸わないよう
薄く細く息をする
そうか私は息をしたくないんだ。